(画像提供:comiviajerosによるPixabayからの画像)

 

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「え? これ自然にできたの?」

思わずそう言いたくなるほどきれいな六角形。

かたい岩石がこんな形になるなんて、人が造ったんじゃないかと疑ってしまいますね。

 

でもこれ、自然にできたものなんです。

上の写真はイギリス・北アイルランドの海岸にある「巨人の石道(ジャイアンツ・コーズウェイ)」。

約4万本もの岩の柱が立ち並ぶその姿はまるで彫刻のように美しく、世界遺産にも登録されています。

 

さてさて。

この4万本の岩の柱、どうやってできたか想像できますか?

 

この辺りの岩石は、火山から流れ出た溶岩(ようがん)が固まってできたものです。

アツアツ、ドロドロの溶岩も、冷えると固まりますよね。

 

溶岩って、冷えて固まる時にたくさんの割れ目ができるんです。

しかも、その割れ目はきれいな六角形。

六角形の柱が並んでいる上側が、もともとの溶岩の表面にあたります。

 

いやー、それにしても。

この六角形はさすがにきれいすぎですよね。

自然にできた割れ目がこんなにビシッとした六角形になるなんて、やっぱり不思議。

自然の力は驚きです!

お出かけ情報

日本で六角形の柱が見たいなら、こちらのお出かけスポットがおすすめです。

▶︎ 伊豆半島ジオパーク 爪木崎(つめきざき)

俵磯の柱状節理
(出典:伊豆半島ジオパーク

 

▶︎ 山陰海岸ジオパーク 玄武洞公園(げんぶどうこうえん)

(出典:山陰海岸ジオパーク

 

▶︎ 福岡県糸島市 芥屋の大門(けやのおおと)

実験してみよう

おうちで簡単にできる実験です。

【片栗粉でつくる六角形の岩の柱】

① 片栗粉200g、水100g、エタノール100gを料理用のボールに入れて混ぜます。100%のエタノールは薬局に売っているので、お父さんお母さんに買ってもらいましょう。

② ボールの上側から白熱電球を近づけ、温めます。白熱電球というのは、黄色っぽい光が出る電球で、つけると熱くなるタイプのものです。

③ 10時間くらい電球をつけっぱなしにしておくと、片栗粉が完全に乾いて、表面に割れ目ができていると思います。ボールから出して、バリッと割ってみてください。きれいな岩の柱のでき上がり!

コラム:柱状節理とは?

岩石がわれてできた六角形の柱のことを、むつかしい言葉で「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼んでいます。

「節理(せつり)」っていうのは割れ目のこと。

つまり、柱の形をした割れ目のことを「柱状節理」と呼んでいるわけですね。

 

六角形が一番多いですが、中には四角形、五角形、七角形、八角形に近いものもあります。

もっと知りたい人のためのオススメ本

目代邦康・笹岡美穂『地層のきほん』(誠文堂新光社,2018)


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